腹立たしきもの[その1]

腹立たしきもの

腹を立てるということは、どういうことなのか

なぜ腹立たしく不快な気持ちになるのか、考えてみました。

すると、僕が腹立たしいと思う事柄は2つぐらいに絞られることに気が付きました。

1つ目は

自分が大切に扱われてないのに、他の人が優遇されている時。特に、相手はあまり努力をしていないのに優遇されている時。

2つ目は

他人がずるをしているとき。

 

今日は1つ目について考えてみる 

例えば、、、

部活でAくんは先輩に可愛がられるのに、自分は可愛がってもらえない。原因は、部活の競技が自分のほうが下手だから。

よくあるやつです。そして、頑張っても自分は上手くなりませんでしたし、Aくんは自然と上手くなりました。

そこで自分が優遇されないのは、部活に属していながら競技が下手な自分に原因があります。当然です。

では、なぜ腹が立つのか。

そこには、

①そもそも努力しても競技が上手くならない自分への苛立ちと、

②優遇されている相手への競争心があります。

 

それでは、解決法を探す

まず①。

どうやら僕は、壁にあたったときの対処が下手なようです。

どう下手かといえば、その壁が目の前にあると、その壁を壊そうとすることだけに力を注ぎ続けてしまう感じです。

例えば、コンクリートの巨大な壁があったとします。僕はそれに素手で挑みますが歯が立ちません。でも、やる気はあるので素手で挑むことを相当長い期間続けてしまいます。死ぬまで続ければもしかすると突破できますが、それは非効率です。

本当は、ドリルをどっかから借りてくればいいかもしれないし、横から回り込んでもいいかもしれない。でも目の前だけを見て一生懸命体当たりをしている僕はそれに気づきません。

 

そんな時、どうすればいいか。

まず大事なのは、いまやっている方法をやめることです。一旦それに取り組むことを止め、別の方法を考えるべきです。止めることは僕にとって難しいことです。今だってできないのに、努力を止めるのは不安ですが、止めましょう。

次に、情報を集めます。なぜ、うまく行かないかを、小さい要素に分割して、それぞれの要素のポイントとなる話を集めます。ここでは、今まで考えていなかったことにスポットライトを当てなければなりません。いままで体の動かし方ばかり考えていたなら、道具のこと、練習方法のことなど別の視点が必要です。

そして、それらを統合し、自分はどこが良くなくて、どうすればよいか、案を練ります。ここの答えを書いてある本やサイトはあまり有りません。見つけられたら非常にラッキーですね。ですから、自分で考えてみることが必要です。

実際に壁にあたっているときは、手を止めるという初めが難しいと思います。熱中していると高い視点で見れないし、止めるべきタイミングもよくわかりません。

ただ、同じことをだらだらと続けるのはよろしくない。思い切って、定期的に練習に行くのを止めたらいいと思います。

 

②優遇されている相手への競争心

これのよくないところは、嫉妬していることを人に悟られることが虚しいだけでなく、周りの他人からの自分への評価を下げることにあります。

気にしてはいけないとわかるものの、どうしても気になってしまう。

自分が負ける場面に直面してそのような気持ちになることは、仕方のないことですよね。自分がよりよくなりたい、と思っている証拠でもあります。

僕が特に嫌なのは、競争心が行き過ぎて、実力がないのに自分を大きく見せて、「買ってやる」という気持ちが周りにミエミエになっているときです。

そんな時は、目の前の勝負で負けるのは、しょうがないなと思うようにします。その時点の実力です。それをここからどうしていくか、という話です。実力がなければ、どうしようもありません。競争心を、今ココに、ではなく、「今回は負けるけど、次こそは」という方向に向けることが大事な気がします。