何かを学ぶのに、お金をかけて教えてもらう必要は基本的にありません。
独習に適した優れた本がどの分野にも存在します。
特にここ数年、インターネットで誰もが発信するようになってから、どの本が適しているのか情報を集めることが以前より数段簡単になっています。
そういった本で自習を進めることができれば、
①費用は本代(一冊2000~10000円程度)のみ
②自分の自由なペースで学べる
というメリットがあります。
また、そもそも1人で済ませられる「座学」を人に教えてもらうのは時間がかかります。自分で本を読めば良いことを、先生が口頭で話す必要があるためです。
50分の授業時間で理解できる内容が、本を読めば10分だったということはザラです。
そのため、独習には
③学習効率がいい
というメリットも存在します。
デメリットについても考えます
①自分でやろうと思わないとやれない
→学習習慣がつくまでは、自習室や図書館に行くと自動的にやることになるのでオススメです
②身についているかどうかのテストが無い
塾などで教わったことは、大抵の場合翌週に復習テスト、そして学期末テストがあることによって、それに向かって学習すること、またテスト自体によって定着が図られています。
→ですから、自習においても自身でテストを作成し、点数をつけ、定着を図ることが必要でしょう。やってみます。
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世の中、自分が獲得できるスキルは3種類に分けられると思っています。
①基本的に座学は、参考書を読み演習をすれば全般的に1人で済ませられます。
②技術習得系も1人で技術を座学で学んでからでないと、教えてもらってもうまくなりません。
③一方、座学以外(特に対人関係や研究活動)の独学は不可能ですから、友達や同僚と交流しながら学ぶことになります。
具体的な独学の方法
①とりあえずその分野の薄めの教科書的なものを読み解きます(教科書でいいです)
②内容がだいたい把握できたところで、基礎を固めるための名著が世のどの本かを調べ、実際に見て、一番納得できるものを購入して読みます(そこまで分厚くないほうが望ましい)
ーーーここまでが基礎固めーーー
③演習を積んでレベルアップしていく
②は大事なポイントです。考え方の核をつくるのがとても大事だと思います。独学を早めに初めて、小手先ではなく、時間をかけて親しむのが理想的なのだろうなと思います。そのための本の選び方としては、その分野の第一人者の著作や伝統的な書物がオススメです。
大学受験の話にすると、行きたい大学に合わせ、これらをどこまで深くやるか調節すればよいと思います。
★②のためのおすすめ書籍★(東大とか目指す人向け)
受験数学 チャート式・青(名著)
受験物理 新物理入門(著者は受験物理第一人者)
受験化学 化学の理論(著者は受験化学第一人者)