医師国家試験もCBTも、予備校動画はいらないという話
医師国家試験もCBTも、予備校動画は必要ありません。多くの人は予備校動画をとりあえず購入しますが。
でも、本当に勉強に必要なのは参考書の「病気がみえる」(マイナー科は「レビューブック」)と、問題集の「QusetionBank」だけです。
QAssistやmedu4などの講義動画は、①動画を見るのに時間がかかる、②受け身になるので頭に入りづらい、③数万円~十万円程度かかる、というデメリットがあり、受講する必要はありません。
講義動画をダラダラ視聴するなら、同じ時間で参考書を「手早く」読み、自力で問題集を解くほうが、早い・頭に残りやすい・安い、です。
ここで、「手早く」読む、というのがポイントです。病気がみえるは分厚いため、はじめから全部を読もうなんて考えてはいけませんw
(大学受験で青チャートを初めからやって挫折する人と同じですw)
読む部分を大事な部分だけに絞り、何回も学習する必要があります。
おすすめは、「総論」のページはしっかり読み、疾患の各論は「ミニマムエッセンス」のみをまず理解していくことです。
総論は、解剖や正常機能の仕組みが書いてある部分で、ここをしっかり理解しておくことで、各部位の異常として各疾患を簡単に理解することができるようになります。逆に理解が甘いと、疾患が頭に入ってきません。
疾患の各論は、大事な部分だけをまず理解して記憶すれば十分、問題は解けます。それが病みえの各論のはじめのページ:「ミニマムエッセンス」にほぼ集約されています。
以上、「医師国家試験もCBTも、予備校動画はいらない」、「参考書と問題集を買って自分でやる方が早い・覚えやすい・安い」という話でした。
スイッチOTC医薬品を活用して、お金と時間を節約する方法
若くて健康な人が医療費を節約し、さらに時間も有効活用できる方法を書き留めます。
それは、「病院へ行かずにスイッチOTC医薬品を活用すること」です。
スイッチOTC医薬品とは、病院を受診してもらう薬のうち安全性の高いものを、ドラッグストアで購入できるようにしたものです。
私はここ3年以上病院へかかっていません。行く必要が全く無いと判断したためです。
しかし、私は風邪をひかないわけではないし、割りと重めの花粉症・ハウスダストアレルギーがあります。しかし、この程度で病院には行く必要はありません。
現在では、一般的な風邪やアレルギー程度に対応するための薬は、病院(薬局)でもらうのと同等のものが、街のドラッグストアで購入可能です。
例1 風邪(やインフルエンザ)
病院へ行く場合は、長いこと待たされて病院へかかり、支払いをして、さらに薬局でも待たされて支払いをする。もらえる薬は①解熱鎮痛薬②去痰薬③トランサミンなどの抗炎症薬④インフルエンザの場合はタミフルやリレンザ、です。
①はドラッグストアで普通に買えます。アセトアミノフェンやロキソニンです。
②③は飲んでも飲まなくても病気が早く治ることはありませんし、対して効きません。
④インフルエンザの薬は、解熱を1日早めるか早めないか程度ですので、もらう必要性をあまり感じません。
風邪で身体がしんどいときに長いこと待たされて薬をもらうより、ドラッグストアで①を購入しておいて体調の悪い時に備えておくのが賢い選択です。私には合いませんでしたが、風邪の引き始めに漢方薬「葛根湯」は一般的によく効くようです。これもドラッグストアで買えます。
例2 花粉症
病院へ行く場合は、長いこと待たされて病院へかかり、支払いをして、さらに薬局でも待たされて支払いをする。もらえる薬は①抗ヒスタミン薬(錠剤)②点鼻ステロイド薬③抗アレルギー作用のある点眼薬、程度です。
どれもドラッグストアで買えます。①は実は効果が高くないことがわかっていますから、②③を購入して備えるのがよいと思います。
以上により、OTC医薬品を活用すれば、本当に必要な薬をゲットすることができて、時間が節約でき、備えておけば体調の悪い時に動かなくて良いメリットがあることがわかります。
お金に関しては、OTC医薬品は、たしかに薬剤料(薬局でもらう薬そのものの値段)よりは高いです。しかし、病院へかかった場合は薬剤料以外に初診料・検査料・薬学管理料・調剤費その他もろもろがかかるため、全体としてドラッグストアの医薬品を購入したほうが安くなります。(というか、OTC医薬品を販売する製薬会社が病院でもらうよりは安くなるように値段を設定しているのだと思います)
最後に注意点があります。かなり高齢の方・基礎疾患のある方などはインフルエンザが命取りになることもありえますので、病院へ行くことをおすすめします。また、この記事の通りに私は実行していますが、読んでいる方が何らかの不利益を被っても私は責任をとれません。自己判断でお願い致します。
学歴ロンダリングは結局は悲しいものだ、という話
この記事における学歴ロンダリングの定義は、
大学のレベルよりハイレベルな大学院へと進学すること。それによって、出身大学では得られない恩恵を、出身大学院のネームバリューで得ようとすること。
ここで言うレベル、とは、一般的な社会人の間で合意形成されてるものを指します。例えば、東大は他の大学よりもハイレベルなのは一般的でしょう。地方の大学より、旧帝大や早慶のほうがハイレベルなのも一般的でしょう。
学歴ロンダリングを行うことは、咎められることではありません。むしろ、自身の将来展望を広げるために必要なことでしょう。
しかし、問題は出身大学を隠す人がいることです。これは卑怯です。
例 「私はA大学卒業です(本当はAは大学院で、出身はそこよりも劣るB大学)」
この例では、出身大学よりネームバリューのある〇〇大学を前面に出すことで、自身の他社からの評価を高めようとしています。
直すなら、「私は院がAでした」
ただこう言えば良いだけです。
大学入試よりも簡単な試験により、上位大学出身の顔をしている。
しかし、このことに一番気づいているのは本人でしょうね。引け目を感じない人はいないと思います。
それを一生気にする訳ですから、悲しいものでしょう。
大学受験の時、もっと頑張っておけばなあ、という感想を捨てられないと思います。
独学のススメ
何かを学ぶのに、お金をかけて教えてもらう必要は基本的にありません。
独習に適した優れた本がどの分野にも存在します。
特にここ数年、インターネットで誰もが発信するようになってから、どの本が適しているのか情報を集めることが以前より数段簡単になっています。
そういった本で自習を進めることができれば、
①費用は本代(一冊2000~10000円程度)のみ
②自分の自由なペースで学べる
というメリットがあります。
また、そもそも1人で済ませられる「座学」を人に教えてもらうのは時間がかかります。自分で本を読めば良いことを、先生が口頭で話す必要があるためです。
50分の授業時間で理解できる内容が、本を読めば10分だったということはザラです。
そのため、独習には
③学習効率がいい
というメリットも存在します。
デメリットについても考えます
①自分でやろうと思わないとやれない
→学習習慣がつくまでは、自習室や図書館に行くと自動的にやることになるのでオススメです
②身についているかどうかのテストが無い
塾などで教わったことは、大抵の場合翌週に復習テスト、そして学期末テストがあることによって、それに向かって学習すること、またテスト自体によって定着が図られています。
→ですから、自習においても自身でテストを作成し、点数をつけ、定着を図ることが必要でしょう。やってみます。
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世の中、自分が獲得できるスキルは3種類に分けられると思っています。
①基本的に座学は、参考書を読み演習をすれば全般的に1人で済ませられます。
②技術習得系も1人で技術を座学で学んでからでないと、教えてもらってもうまくなりません。
③一方、座学以外(特に対人関係や研究活動)の独学は不可能ですから、友達や同僚と交流しながら学ぶことになります。
具体的な独学の方法
①とりあえずその分野の薄めの教科書的なものを読み解きます(教科書でいいです)
②内容がだいたい把握できたところで、基礎を固めるための名著が世のどの本かを調べ、実際に見て、一番納得できるものを購入して読みます(そこまで分厚くないほうが望ましい)
ーーーここまでが基礎固めーーー
③演習を積んでレベルアップしていく
②は大事なポイントです。考え方の核をつくるのがとても大事だと思います。独学を早めに初めて、小手先ではなく、時間をかけて親しむのが理想的なのだろうなと思います。そのための本の選び方としては、その分野の第一人者の著作や伝統的な書物がオススメです。
大学受験の話にすると、行きたい大学に合わせ、これらをどこまで深くやるか調節すればよいと思います。
★②のためのおすすめ書籍★(東大とか目指す人向け)
受験数学 チャート式・青(名著)
受験物理 新物理入門(著者は受験物理第一人者)
受験化学 化学の理論(著者は受験化学第一人者)
筋トレのやり方を解説してみる話
筋トレしてそれなりに時間が経ち,やっと要領も掴めてきたと感じるので,筋トレのやり方を記録して公開します.
この記事の対象者・目的:
筋トレをして身体を大きくしたい方全般.初心者ではなく初級者(=ジムに通いはじめた,もしくは家に筋トレ道具を買った)の方へエッセンスを伝えること
①食事
食事は筋トレの前提条件である.激しい運動をしても食事が足りなければ,身体は成長しないか成長スピードが落ちる.
まず,自身が毎日消費するカロリーを計算する.
増量期は+300kcalほどを毎日摂る.増量ペースは月1000gとなるよう調節する.
減量期は-500kcalほどを毎日摂る.減量ペースは週500gとなるよう調節する.
いずれもタンパク質を体重×2g,増量期は脂質80g,減量期は60gとして,残りを炭水化物とする.タンパク質をこの量継続して摂取するためには,プロテインが必須となってくる.
②筋トレ総論
どの種目も,8-12回を1セットとして,3-5セット行う.
重量は,8回を3セット行える最大の重さからスタートする.
★重要★
行ったトレーニングを毎回記録し,次回のトレーニングではそれを少しだけ超える目標をたててクリアできるよう努力する.
これは,オーバーロードの原則:常にオーバーとなる負荷をかけることで成長していく,に基づいています.
実践に落とし込むには,1-2ヶ月でダンベルの重量を重くすることを目標に,毎セットの回数を増やす→セット数を増やす→ダンベルの重量を一段階上げる,という流れがよいでしょう.
③筋トレ各論
胸,背中,脚の3種類に大まかに分け,毎日1種類ずつ行う.たまに休息日を作る.
(つまり,月曜に胸,火曜に背中,水曜に脚・・・を繰り返し,たまに疲れたら休む感じ)
以下おすすめ種目です.種目のうち,コンパウンド種目:一部の筋肉ではなくある程度多種類の筋肉を同時に動かし,鍛えられる種目,が効果的です.
+上腕三頭筋:スカルクラッシャー
+上腕二頭筋:バーベルカール
脚:スクワット,ブルガリアンスクワット
+腹筋:腹筋ローラー
④さいごに
筋トレのやりかたそのものは,しばらく継続して,試行錯誤しないとわかってきません(=効かせられるようになってきません).ただ,すべてに共通するポイントは,よい姿勢で行う(=背筋を伸ばす等)ことです.
筋肉痛になれば,まあ効いているとおおよそ言えるでしょう.
筋トレの成果となる,肉体の変化は,おおよそ量(筋トレ歴)×質(毎回のワークアウト,食事)に比例するものと思われます.(勉強と同じ)
人類の損失ですね...???
なぜ人はゼロから学ばなければならないのか昔から不思議である.
学校に行って,何年も勉強しなければいけない.
究極的には,人類の叡智を集めた媒体があって,そこから情報を新生児に埋め込むようにしてほしい.でもそれは気持ち悪いというのもわかる.
そもそも,この世には,何千年も「学習」という概念があるのに,万人(に限りなく近い大勢の人)にとって最適化されたテキスト,動画などが,この世に存在しないというのはとても不思議である.
そんな存在が,高校までの教科書しかない,というのはおかしすぎる.どの分野にも存在してないとありえないだろ.アホすぎる.
なんでそう思ったかと言うと,自分が勉強しててよく理解できないことがあまりにも多すぎるから.
客観的にみて俺が理解できなかったら世の中99%は理解できないよ?
そのせいで学習効率(深さも含めて)が落ちるのは,俺が悲しい気持ちになるだけでなく,人類の損失だよね,という話
ということで,各分野(学問だけでなく運動や芸術とか)を深く理解している人は,いますぐ結束して(重要.教科書みたいに沢山人をあつめて,組織的に)その分野の教科書を作るべきである.そしてそれ以外のクソみたいな本とかは速やかに廃れて欲しい.どれで勉強すればいいかわからんくなるので.
でも本当は,人類の叡智を集めた媒体があって,そこから情報を新生児に埋め込むようにしてほしい.
わたし,CBT学年なのに国試解いてる,なぜ?
CBT学年ですが国試を解いてます.
理由1:早めにやったほうがいいに決まってるから
早めにやったほうが長い期間その勉強に触れることになりますから,よりできるようになるのは当然です.熟成します.
早くやっても忘れちゃうよ派の人もいますが,6年になって一から勉強を始める場合にかかる時間を100とすると,一度理解が済んでいて,自分でまとめたノートとかを見ながら再びやる場合は,6年での勉強時間が40くらいで済むと思っています.
だったら,5年までに80ぐらいは勉強しておいて,それに6年で40を足して120やっておく.確かにやや時間はかかりますが,完成度が高まります.
また,6年になると時間に追われます.実習があり,試験も迫っている.そんな中,一度学習が済んでいればとても頼りになり,余計に焦らなくて済みますね.
結局,試験は先手必勝だというのが持論です.
理由2:他にやるものが思いつかないから
これは僕が特殊な人だからと思っているのですが,みんな今何やってるんですかね?
授業があっても,その後は暇じゃないすか?コロナだけど部活やってんの?
自分の熱中できることがある一部の人はいいですね.私はそんなやる気を注ぐものは思いつかないのですが.
とにかくやることないし,ゲームばっかして過ごすのも嫌.そうなると,勉強を早めにやっておく,読書する,筋トレする,なんかが思いつくのです.
理由3: CBTはうんちだと思っているから
CBTはうんち(網羅性がない)と思っています.ただかじっただけなので,理解が不十分すぎて,一対一の暗記に近くなり,僕には分野の全体像がつかめません.だったら国試でそれなりに学習してしまったほうが,記憶に残りやすいタイプなんです,私は.
そもそもCBTがやりやすかったら,普通にCBT解いて終わらせます.でも,謎なんすよねCBTって.なにを要求してるのか分からん.よくわからない程度の知識を入れて,まとまった理解もなく忘れていく...なんになるんでしょうか?
ずれますが,国試レベルの知識試験を4年でやって,実技とか実習に出ないと分からんことを5年でテスト,そしたらもう医師免許で6年目からは研修医でいいと思うんですけど.専門医取ったら30目前っておそいよん.
ま,学生さん期間が長いのは幸せなのでいいですけど.
もちろん完璧に国試を詰める気はなく,1周目問題を解いてだいたい把握できるくらい見返したらCBTやります.目の前がおろそかになるのは本末転倒ですからね.
今日もしこしこQB解きます^^