「あいつガチで凄えな」って人はだいたい記憶の天才だという話

かなりハイレベルな層でも「あいつは凄い」と皆が一目置く人はいます。

学問の領域だと、理三理一トップ合格層・数学等のオリンピック金銀メダリストです。

音楽の領域だと、有名コンクール入賞者レベルの演奏者です。

 

私は昔、この人達が有能なのは、「飛び抜けた思考力があるから」や「(よく言われるような)才能を持っているから」だと思っていました。

しかし、彼らを間近で見ていると、それは正解の一部分でしかなく、真の正解は別のところにあることがわかってきました。

 

確かに、彼らには特殊能力が備わっています。実は、この人達に隠れて共通しているのが、

圧倒的な記憶力

です。

一度理解した公式・解き方を、無意識に高レベルに保持することができます。

あるいは、楽譜を見たり聞いたりした曲を、即、止まらずに演奏できます。

思考力とか表現力はその先にあるものなんですよね。記憶をスムーズにできることで、思考の部分に時間を使ったり、表現や技術の部分を磨くことができます。

理三に言った友人(のうちレベルが違うなと思った人)は、参考書を画像記憶していました。

完全にレベルが違いますね。

凡人はどうすればいいのか

普通の人は、別に数オリで金メダルを取ったり、著名なコンクールで優勝する必要はありません。また、記憶力の異常に優れた人間はそれほど多くありません。

つべこべ言わずに、とにかく暗記暗記、繰り返し学習、基礎を定着させることが必要です。

音楽なら、とにかくとにかく譜読みを早く済まして一通り弾けるようにすることです。

それを本当にしっかりやることができたら、理三合格や全国出場くらいは普通にできます。

(それができないのが私を含めほとんどの人間ということはひとまずおいておいて。)